審査員総評：昨年より応募点数・応募者数が多く、小野まつりの関心度が伺えた。今年は、「演者と花火」の被写体を大胆に収める作品が
　　　　　　　　　目立ち、プリントの仕上げも良く全体的に整っていた。しかし、作品によっては、湿度が高かったのか、少しかすんでいる
　　　　　　　　　作品があり、残念だった。構図に関しては、客観的に「引き」を意識して撮ることも重要である。来年の作品に期待したい。

【　大賞　】
　　　　画題：一心入魂
　　　　氏名：松井　睦明さん（小野市）

　　　　総評：ステージのバックのバランスが良く、照明と
　　　　　　　その灯りに映える衣装がまさに、今年のテー
　　　　　　　マ「暁光」をイメージさせる作品となった。
　　　　　　　紫色と金色に目を奪われ、確かな技術が
　　　　　　　この作品に繋がった。

　　　　【　金賞　】
　　　　　画題：焔の一族
　　　　　氏名：伊井　亮輔さん（小野市）

　　　　　総評：躍動感と演者の表情、そして背景の龍が一体化
　　　　　　　　した決定的瞬間をとらえた作品となった。
　　　　　　　　構図・色調共に完成された作品に仕上がって
　　　　　　　　いる。

　　　　【　銀賞　】
　　　　画題：花火に染まる
　　　　氏名：吉田　卓也さん（小野市）

　　　　総評：花火はどんな環境で撮影されたのかが大切。
　　　　　　　以前には無かった角度からの撮影で、視野の広さが素晴らしい。
　　　　　　　駐車場の車に反射し映り込む光景は、
　　　　　　　小野まつりの賑わいを間接的に感じる事ができる作品となった。